「クマにあったらどうするか」姉崎等・片山龍峯

この本の語り手・姉崎等さんは、生涯で60頭以上のクマをしとめた狩人である。アイヌと日本人の混血であることから狩猟を教えてもらえず、クマの歩いたあとを通ってがむしゃらに山に入っていくことで山歩きを、狩猟をおぼえたというから驚きだ。

「ソラリス」スタニスワフ・レム

ぼくが「ソラリス」をはじめて手にとったのは大学の図書館で、「水に関する本特集」コーナーにおいてあったからだと記憶している。今にして思うと「ソラリス」を水特集におくのはかなりの拡大解釈だが、おかげさまでこの本を手にとることができたわけである。

「ペスト大流行」村上陽一郎

「ペスト」といわれてまずぼくの頭に浮かんでくるのは、身体にできた黒い斑点におびえる人々でも、医師たちの奇妙なマスクでもなく、ホドロフスキーの映画「リアリティのダンス」の1シーン――ぼろぼろの黒い服を身に纏い、黒い傘をさしたペスト患者の集団が山をくだって街へと行進してくる――というシーンだ。

「毒薬の手帖」澁澤龍彦

澁澤龍彦はフランス文学者であり評論家であり小説家で、黒魔術を、秘密結社を、殺人を、エロティシズムを語ったかと思えば後年には日本文化に"帰還"した。ぼくはとらえどころのないこのひとがとても好きだ。

「バベルの図書館」ボルヘス

「バベルの図書館」は、すべての本が収められた図書館についての10ページほどの物語である。

「ルトワックの“クーデター入門”」エドワード・ルトワック

クーデターは、革命や内戦と似ているが、必ずしも大衆の蜂起や大規模な戦闘を必要としない点で異なっている。クーデターは、国家機関の中の小規模でも決定的に重要な部分への浸透によって成り立つ。

「極北シベリア」福田正己

この本はシベリアの永久凍土について、特に永久凍土の中にある「エドマ」「ピンゴ」といった構造についての研究調査記だ。これらを詳しく説明することはぼくの力量をこえているが、おおむね凍土の中に水が入りこむことでできる巨大な氷楔や霜のことであるらしい。

「人間はどこまで耐えられるのか」フランセス・アッシュクロフト

人類初のエベレスト無酸素登頂に成功したラインホルト・メスナーは、頂上までの最後の100mを進むのに1時間を要したという。

「蒼ざめた馬」ロープシン

秋の夜が落ちて、星が光りはじめたら、わたしは最後の言葉を言おう――

まえがき

ここではぼくが読んだことがある本の感想を書いていきます(書評)。文章を書くときはがんばって書くといいと聞いたのでがんばろうと思います。