机の裏に地図を貼る

 先日のWIREDにおけるやくしまるえつこのインタビューはすごかった。このインタビューでのやくしまるの発言はSFに満ち満ちている。究極のプライヴェートとしての遺伝情報。人類をすげ替えるための偽装工作。冷蔵庫は家電の中でいちばん人間に近くて、固定電話の受話器は過またない。

詩とつながり

中原中也の「月」という詩にこんな一節がある。

WEB漫画・胎界主を読もう

最近WEB漫画「胎界主」をようやく読み、そして感動した。いや、こんなに世界の真実がたくさん書いてある漫画ってあるんですかね!!?作者は尾籠憲一(鮒 寿司)氏。フルカラー漫画をこれだけの密度で描き上げる力はすさまじいとしか言いようがないです。「胎界主」はその全篇が作者のサイトで無料公開されているのでみなさん読みましょう。

ザ・ゲームに負けた

いい遊びをおしえよう。どうやらゼロ年代ごろに流行っていたようだが、「ザ・ゲームThe Game」というゲームがある。これがどういうものか知るには、ひとまずWikipediaの説明を読んでみるのがいいだろう。よく練られたルールはプレイヤーを飽きさせず、競技人口はいまも刻々と増え続けている。

彫刻はなぜ無限の絵でできていないのか

竹内外史が芸術についておもしろいことを言っていた。

空想から空想へ――社会主義の臨界点

 マルクスのよき理解者・エンゲルスによって書かれた「空想から科学へ」は、社会主義の入門書として名高い。その構成はよく練られていて、第一章は空想的社会主義者たちを賛美すると同時にその限界を示し、第二章で哲学・形而上学――とくに弁証法――について考察し、第三章では資本主義の死滅と社会主義の必然的な登場が語られる。

ミカドの禁忌――「金枝篇」より

フレイザー卿の「金枝篇」は、神話・呪術・宗教をめぐる壮大な書物である。そして、この本のどこがいけないかというと、あまりにもカッコよすぎるところだ。正確な研究書というのは往々にして泥臭く、深い滋味はあるけれどもあからさまなカッコよさはない。その点、金枝篇は「本からできた本」「安楽椅子の人類学」というそしりを免れえない。

9/11・ヴェイパーウェイヴ・冷戦

21世紀に幽霊が出る――ノスタルジアという幽霊である。存在しない過去に対する憧憬は何よりもうつくしい。それは過去にありながら(しかもほんとうに存在したかさえわからないのに)、魅力的な未来を生成する。「あの出来事さえなかったら、いつまでも楽しかったのに」と。その出来事は、たとえば、9月11日に起きた。

服装によって自分が何者であるかを悟られたくない

人に「なんで服なんか着るんですか? 」と真面目くさった顔をして聞いてみれば、その返答はおおかた「裸で歩いてると捕まるから」「変な人だと思われるから」といったようなものになるだろう。つまり、衣服は物理的な便宜をはかるためだけに着られているのではなくて、つねに何らかの意味をもっている。

4次元n目並べ入門(n=3)

三目並べ(まるばつゲーム)は暇つぶしとして広くしられているが,これは3×3マス,2次元の空間に記号をおいていくゲームだ.われわれは3次元の世界に生きているのでこのようなたぐいのゲームは3次元に拡張することができて,商品としては立体四目並べがある.本記事では,このようなゲームを4次元に拡張することを考える.ルールの選択肢はさまざまあるが,ここではひとまず,盤面の大きさが3×3×3×3の3目並べについて考えてみたい.